吹奏楽

『SOUL CATCHER(S) 5』(神海英男/ジャンプコミックス)
吹奏楽漫画。
一時期掲載順位が下がって連載終了の危機もあったりしたけど、まさか吹奏楽を題材にした漫画がジャンプで1年以上続くとは。
もちろん少年漫画向けのアレンジが工夫されていて、主人公が共感覚(アナスタシア)の持ち主であり、人の感情がビジュアルとして表現されるというのはとても漫画向け。

紙面媒体では実際に音が出るわけではないので、いくらでも「感動を凄い生む音」を設定するのは簡単だが、それに説得力を持たせるには第三者の反応や情景による暗喩など、きちんと表現されることが必要だ。
超能力という(結果おこる現象以外は)視覚的に表現しずらいものを「スタンド」という目に見える形で表現し、それを漫画におけるスタンダードのひとつとして定着させたのは師匠にあたる荒木飛呂彦だが、この作者も上手い具合に共感覚という設定を使い、エンタメ的にわかりやすく、外連味たっぷりに表現している。
青年誌やマニア向け雑誌であれば、そのようなギミックに頼らず細やかな描写を重ねることで評価されることもあるだろうが、やはり週刊少年ジャンプ的には外連味は欠かせないと思う。

五巻の感想というよりは単なる作品概要になってしまったが、今後も楽しみにしている。
そういえば最近連載が始まった相撲漫画も期待できそうだね。
おもしろい。


それとは関係なしに中学時代吹奏楽部で良く吹いていた好きな曲ベスト3(順不同)

『吹奏楽のための民話』


『大草原の歌』


もうひとつは『フェニックスオーバーチャー』と覚えていたんだけど、どうやらタイトルを間違って覚えていた模様……
You Tubeで聞ける同名の曲は俺の知ってるフェニックスと違う……
うーん、あの曲はいったい何という曲なのか。

今日の漫画

『進撃の巨人 6』(諫山創/講談社コミックス)
今巻はずっと巨人との追いかけっこだったので緊張感は高かったかな。
エレン以外にも中の人がいるとなると、「単にそういう生物」ではなくイデオロギーのぶつかり合いになったりするのかな。
だけどあんまり謎が解明されすぎたり、人間の手でコントロールが利くようになると、巨人という得体の知れない不気味な存在ではなく、単なるモビルスーツのように見えてしまいそうで、それが杞憂に終わるかどうかも興味深いところ。
それにしても実写映画化か……

今日の漫画

『キングダム 23』(原泰久/ヤングジャンプ・コミックス)
今、最も脂がのってる春秋戦国漫画。
秦魏決戦終了。
飛信隊が鎧着るようになったり、軍師が入ったりと色々と目まぐるしく動く巻。
キョウカイとの別れと新ヒロイン(?)の登場とか本当に状況が動く。
もうひとりの主役・政の出番もあったし信と政のやりとりも盛り上がる。
今回も面白い巻だった。
表紙のテンが変なポーズ取ってると思ったら、23巻だからああいうポーズなのね。
あ、俺昔、陸仙って名前でブラ三やってました。
おおう、俺は楽華隊でモウテンさんの部下だったのか。
モウテンさんの部下なら望むところだぜ。

最近の漫画

『JESUS 砂塵航路 9』(七月鏡一 原作|藤原芳秀 作画/ビッグコミックスモバMAN)
ジーザス過去編にしてチェチェンでのクロスオーバー編。
日本刀で銃弾まっぷたつとか土方さんの強さは半端ない。
それをギャグに見せない藤原芳秀の画力はさすが。
復讐者ではなく純粋な闘争者としてここまで磨き上げられてるとかすごいぜ。
モチベーションの維持が己にしかないわけだから、そこまでたどり着けてるのって本当に大したものだ。
イサクさんの改造は、イージスに出てきたドイツの新聞記者の人(だったっけ?)と同じ系統のものかな。
この辺もクロスオーバーしそうで楽しみだ。


『山風短 3 第三幕 青春探偵団〈砂の城〉』(山田風太郎 原作|せがわまさき 漫画/ヤンマガKCDX)
珍しい、せがわまさきの現代劇(でもないか)。
ただ今回はちょっと扱った題材がこの企画向きじゃなかったかもというのが正直な感想。
六編からなる連作短編のうち一編のみのコミカライズなんで、今回はメンバーとしての顔見せ程度しか出番がないキャラがいたりとか、登場人物の多さの割には密度が薄かったりするんだよね。
特に穴沢・伊賀カップルはたぶん削ってもストーリー的には特に問題ないはず。
海岸近くに親戚の家があるのは、別に穴沢である必然性ないわけだし。
次は忍者枯葉塔九郎とのこと。


『BAKUMAN 14』(大場つぐみ 原作|小畑健 漫画/ジャンプコミックス)
“邪道”七峰編。
これに関してはシュージンも認める通り、方法論の一種としてはまあアリだとは思う。
とはいえ、
「語彙は豊富な方が選択肢は増えるが、それを使いこなせるかはセンス次第」
っていうのと同じだよなあ。
方法論はそれとして、小杉さんの言う事もそれなりに尊重していれば強敵になったのではないだろうか。
にしても中井さんは本当にどうしようもないな!(笑)


『エンバーミング 6』(和月伸宏/ジャンプコミックス)
ジョン=ドゥ過去編。
綺麗なピーベリー博士も出るよ!
過去編だけに、現在につながる重要なパーツがぼろぼろぼろぼろと出てくる。
リリィやエルムの生前も出てくるけど、生前死後ではずいぶんとキャラクター性も変わってくるものだ。
まあ、それが時間経過のせいかフランケンシュタイン化のせいかはそこまではっきりわからないんだけど、やっぱりフランケンシュタイン化のせいだろうし。
「常識だろう忘れるな」「よし常識は覚えている」のページは非常に上手い。
その後の「常識が違う――…」に繋がるあたりも深い。
やっぱり漫画家って本当にいろいろ考えて詰め込んでるもんなんだなあ。
ヒューリーの改造後の姿がどんな異形になるかも楽しみ。

今日の漫画

『進撃の巨人 5』(諫山創/講談社コミックス)
東上線車両の出入り口のシール広告が進撃の巨人だったよ。
公衆の目にさらされる場所なので自重したのか、裸がユニフォームな巨人が今回の表紙では顔だけでした。
あと線とか仕上げとかが今までよりのなんか綺麗め。リヴァイ兵士長の流し目と合わせて、もしや女性読者の獲得に乗り出したのか……

前巻がちょっと箸休め的なキャラの掘り下げ多めだったのに比べて、今巻は巻きの印象。
これに限らず、個人的に研究者が一席ぶつシーンとかは基本的に好き。ハンジ分隊長がかなりいいキャラしてるので、巨人についての情報開示してるだけでも興味深く読める。
巻末の嘘予告もいい味出してる。
そんな巨人の謎に加え、キャラそれぞれの覚悟、エレンの先行きを決める裁判における駆け引き、純粋なタクティクスと見所もバラエティに富んでおり、充実した一冊だった。
にしても、知性のある巨人ほど身体の締まりがいい感じだよな。50メートル級の超大型巨人の贅肉のなさと言ったら(笑)

最近の漫画

『FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE 07』(太田恒康男 STORY|C.H.LINE ART/ヤングガンガンコミックス)
羊飼い編長いな。
女王の盾の弱点自体はけっこう良くある無敵防御系のではある。
Ωアビゲイルとか。
ただ、それがバリア的なデフェンシブなシステムではなく、オフェンシブな迎撃システムという切り口にしたのは面白かった。
ただドールアイ入れてれば、低速で近づく手榴弾あたりは普通に迎撃できそうな気がしないでもないんだけど、どうなんだろう。
にしても犬塚はどんどん人間離れしていくなぁ。


『機神幻想ルーンマスカー フルカラー2』(出渕裕|大本 海図 彩色/RYU COMICS SPECIAL)
この巻はツクヨミが出てきてジパードが撤退するところまで。
あと二冊ぐらいで単行本一巻終了まで行くかな。
早く新作部分が読みたい。

今日の漫画

『ぬらりひょんの孫 十七』(椎橋寛/ジャンプコミックス)
なんか多少芸風が変わって怪談シリーズといった感じ。
普通の仮面ライダーのつもりでスカイライダーを見た……みたいな……?
京都編でも大量に人死んでるけど、妖怪モノとはいえここまで大っぴらに人死にが出るのは、少年誌のバトル漫画にしては珍しい方かかな?
せっかくなので、もうちょい主人公無双するよりは、妖怪それぞれにその成り立ち故の弱点を設けて、その弱点を突いた形の勝利にしてくれると個人的好みかなぁ。


『magico 1』(岩本直輝/ジャンプコミックス)
初連載にしては話も作画もかなり安定。
ここまで正ヒロインが正ヒロインらしく盤石なポジションを維持し、しかも出番的に出ずっぱりというのは、(ヒロイン自信が主役であるものを除いた)昨今の少年漫画ではけっこう珍しい方なのではないだろうか。
絵柄自体は全然違うけど、デザインラインやら細かいところに浅田弘幸の影響があるような気がしないでもない。現行でファンタジーという点でかぶってる『テガミバチ』じゃなくて『I'll』あたりの頃の。
とりあえず一巻は面白かったので今後にも期待。

今日の漫画

『宇宙兄弟 14』(小山宙哉/モーニングKC)
ムッタは技術者としてもかなり優秀なんだなあ。
月面バギーの安全性に対する問題点をああいってアプローチで解決するのは正直すごい。
俺なんか車体重量を増やせばいいと言う案に飛びついて、岩とかの月資源を上手いこと乗っけて増やせばいいんじゃねとか、その程度しか思いつかないわけで。
にしても現実的な人が多い中で、間寺役員は相当な変人だなぁ……会社の席にシートベルトとかギアレバーとかついてるよ。
今までのキャラ回収率から行くと、現状だと無責任一代男っぽいピーターにもそのうちスポット当たって何かありそうな予感。

今日の漫画

『乙嫁語り 3』(森薫/BEAM COMIX)
パリヤさん可愛い。
スミス氏がいろんな場所でいろんな嫁を見て回る嫁紀行(基本一話完結)になるかと思ったら、そんなことはなかったぜ。
果たしてスミス氏に逆転の目はあるのか……異文化交流って難しいね。
まあ、今回は身に染みて欧州人との価値観の差が――って、父系で封建的な社会だと親父さんの一言はたいてい絶対的なものになったりするんじゃないだろうか。どうなんだろう。
それから市場で買い食いの回がすごく美味そう。
旦那の羊の輝きっぷりが素晴らしい。
焼き飯の米は炊いてない生の米だよなあ。今度ちょっと作ってみようかしらん。
ところでパリヤさんは、息子の嫁を探してた人の息子よりも、アリさんとの方にフラグが立ってるような気がする。
今までの縁談の失敗の元になったような口利いても「お嬢ちゃんいい事言うね」だし、好みもうるさくない上に嫁探し中だし。
パリヤさん可愛い。

今日の漫画

『ワールドエンブリオ 8』(森山大輔/少年画報社COMIC)
今回はまるまる過去幻視行編。
刃旗核を集めるタカオの目的やら、ネーネがなぜ姉に似てるのかとか、かなり本筋っぽいところが見えてきた感じ。
後書きから作者が巨大プロット書き出して、それをアシさんに見せて質疑応答ディスカッションやったことは伺えるけど、この作業ってすごく大事。
過去にそれをやらずやらかしてしまった俺が言うんだから間違いない。
本人が脳内で組み立てられてることと、それがきちんと出力されてるかどうかには天と地ほどの差があるんだぜ……ついでに組み立てたつもりでいた穴も見つかるし……_| ̄|○
おかげで、このワールドエンブリオはかなり複雑な動きをみせているのに、ちゃんとわかるように描かれているのが偉い。
未だ救いはなく底へ底へと落ちていく中、それでも手を伸ばしたリクはちゃんと主人公してて好感触。
にしても、かなりゲーム画面っぽく見える意識圏とかのビジュアルにこんな由来があろうとは。
そういう点も含めて面白かった。

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プロフィール

麓川智之

Author:麓川智之
某ゲーム会社勤務。シナリオ書いたりスクリプト打ったり企画やったりしています。 趣味筆頭は読書なものの、文庫落ち待ち派でハードカバーは滅多に買いません。 じっさい文庫はけいざいだよ。

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