今日の読書

『輪環の魔導師9 神界の門』(渡瀬草一郎/電撃文庫)
いよいよシリーズクライマックスに突入。
今までの基本対魔族・他の賢人からすごい事になってきたし、方側のパワーアップ大盤振る舞いも大変な事に。
まさかあの人が、あんないいアイテムを手にすることがあろうとは。
モードの切り替わったフィノに対しても一歩も引かずに自分の立場を主張できるティアネスとか、このシリーズも空鐘に引き続き主人公大勝利で終わりそうな予感!(笑)

今日の読書

『断章のグリム 15 ラプンツェル・下』(甲田学人/電撃文庫)
暑い夏の夜を少しだけ涼しくする……タイプのホラーというわけではないかな。
上巻が痛い描写が少なめだったせいか、下巻はけっこう大盤振る舞い。
主人公からヒロインからたんなる一般人まで、かなりゴアなことになってるよ。
登場人物として使い捨てな一般人はともかく、主人公やらヒロインを痛めつけるには、(話を続けるつもりなら)それ相応の回復手段が必要なわけですが、さて、今後は如何に。
最後に出てきたホスト風の人がすごいエフェクト持っているのだろうか。
冒頭の

「いま敵じゃないひとは、まだ敵じゃないだけの、いつか敵になるひと」

という葉耶の台詞がじわじわと痛い。
まあ表だった態度には出てないけど、雪乃さんが完全にデレたよね。
どうなる次回。
童話の解体と解釈はあいかわらず面白かった。
なるほど、こういう山中異界か。

今日の読書

『ソードアートオンライン 8』(川原礫/電撃文庫)
SAOやや前半、ALO後、SAO開始直後の短編三本。
いやこの厚さ的に中編三本か。
「圏内事件」はSAOルール内での推理事件というのが、昔あったソードワールド短編のデュダシリーズとか、超能力だけど神麻嗣子シリーズとかを少しだけ彷彿させる。
だが一番の謎は茅場さ――じゃなくてヒースクリフは、アルゲードそばを食べたとき、あの一本だけだらーんと長い前髪を、一昔前のワンレンOLのごとくかきあげかきあげ食べたのだろうかということだ。
にしても口絵のヒースクリフは赤いジャージ着たおっさんに見えて、なんか妙に庶民臭くて親しみが持てる気がする。
「キャリバー」は純粋にボーナストラック的な感じ。みんなでわいわいクエスト攻略……いいじゃないか!
シノンさんマジかっけー!
「はじまりの日」はまあ重いよね。キリトさんcβ時代に一体何やってたんだ。
とにかくどれも面白かった。
そしてアクセル次巻予告のキャラは……誰?

今日の読書

『チョコレートコスモス』(恩田陸/角川文庫)
後書きにも書いてあるけど、読んでる間「アレだよなぁ」と思っていたら、やっぱりまさにソレだった恩田陸版『ガラスの仮面』。
視点となる人物は多く、固定の主役を持たない群像劇的構成で、どちらかといえば、天才・北島マヤ的な佐々木飛鳥視点ではなく、血筋と努力と環境が生んだ秀才・姫川亜弓的な東響子的な視点にウェイトが置かれている。
とりたててミステリ的な大きな事件はない。
『ガラスの仮面』における「紅天女」に相当するだろうか、超大物プロデューサーの舞台のキャスティングを巡るオーディションがこの話のヤマだ。
そして『ガラスの仮面』といえば劇中劇。それをどう主人公たちが演じて行くかが面白いわけだが、この『チョコレートコスモス』もそこが面白い。
特にオーディションという題材を取っているため、複数のキャラクターが同じ脚本をそれぞれ違う解釈で演じる。この演出の妙というか、構成の巧というか、同じあらすじの小説であっても描き手が違えば千差万別になるというのを、恩田陸がひとりでやってしまっているのがすごい。そして、それぞれきちんと「そう来たか」とうならせるところがあって、面白いのがすごい。
550ページ超と文庫本にしてはやや厚めのボリュームだが、一気にダレなくのめり込んで読めた。
この本は面白い。


cβ終了後のリフレッシュ休暇というか、久々に土日連続で休みだったんだけど、睡眠とごろごろしてるので終わってしまった。
そろそろ散髪に行こうと思っていたんだけど、それもかなわぬぐらいに寝て起きて寝てをしていたら休日終了してしまった。
まあ、体力の方はそこそこ回復したのでよしとする。
にしても、週頭の夜から人身事故で東上線停止で、池袋から歩いて帰る羽目になるとは……
歩くなら夏より冬の方が楽だなあ。

最近の読書

『愛しの座敷わらし 上』(荻原浩/朝日文庫)
『愛しの座敷わらし 下』(荻原浩/朝日文庫)

以前読んだ『押し入れのちよ』の同作者。
当時の感想を見返したら「この系統の近作『千年樹』『愛しの座敷わらし』が文庫化したら是非読もう。」と書いてあった。なかなか有言実行じゃないか俺。
この系統だけあって、座敷わらしを単純にゴーストの位置に含めていいかの賛否はともかく、今回もジェントル・ゴースト・ストーリー。
短編のソリッドさが生み出す緊張感や密度、それが感じさせる巧さは『押し入れのちよ』ではない気がするけれど、こちらは長編ならではの登場人物の多彩さや、穏やかな変化がしっかり描かれていた。
家族再生ものという点では少し重松清を彷彿させるところも。


『たましくる』(堀川アサコ/新潮文庫)
天才的な直感型探偵と有能だが凡人に近い常識と考え方をする助手という、ホームズとワトソン的な組み合わせで推理ものをやり始めた人は本当に天才だな。
シリーズタイトルとして「イタコ千歳のあやかし事件帖」とあるけれど、真の主役はワトソン的役割で出ずっぱりの幸代さんの方だろう。
「あやかし」とあるけど、いわゆる直接的な妖怪系の話ではなく、人間の情念によっておこる事件が主なところ。
原因が原因だけに明るい話ではなく、どろどろとしたバックボーンが多い話の中、それを上手い具合にほどよくオブラートに包んでいる設定と筆力は見事。幸代さんの方がしっかり地に足をつけているおかげで、千歳の浮世離れ感が引き出されているのがいい。
とりあえず次巻の文庫化を望む。


『ダンタリアンの書架 8』(三雲岳斗/角川スニーカー文庫)
今巻は断章なしの短編三話。
ヒューイの抜け目なさに比べて、焚書官のまっすぐだけど罠にはまりやすいところとか、何か親近感が沸くなぁ。普通ならこっちの方が主役ポジションだよね。
二話目のオチは早い段階で読めた! 面白かったけど。
それからダリアンのデザインもヒューイのデザインも他の人のデザインも、やっぱりGユウスケ版がいいなあ。

今日の読書

『僕僕先生』(仁木英之/新潮文庫)
第18回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。
以前読んだ『Fantasy Seller』の「雷のお届けもの」が面白かったので、購入、読了。
基本的に物事に対する執着が薄いニートが主人公で、その人物を翻弄するヒロイン兼進行役が飄々とした仙人なので、無駄のない平易そうに見える文体と相まって、全体的には淡泊な印象。
こちらの感情が大きく揺さぶられるものではないが、雰囲気がとても良く、何とも言えない味わい深さがある。
仙人が人間臭いようでいて、やはり常人とは違う価値観があることが描かれていたりするところが良かった。

今日の読書

『Fantasy Seller』(新潮社ファンタジーセラー編集部 編/新潮文庫)
オール読み切りの短編集。
今回のテーマは海というか水なのかな。
とりあえず宇月原晴明の「赫夜島」目当てに買ったんだけど、他の総じてレベルが高く一冊まるまる興味深く読めた。
中でも仁木英之の「雷のお届けもの」は内容も文体も趣味に合ったので、同作者の『僕僕先生』は今度買ってこようと思った。
遠田潤子の「水鏡の虜」は描写力はすごいけど、方向性の偏りがちょっときつい。別にそこまできつくはないんだけど、中高生のときにうっかり読んで半トラウマな友成純一とか思い出した。いやしかし、安寿と厨子王がアレンジ次第でこうなるのか。
「スミス氏の箱庭」の石野晶はまだまとまった本は一冊しか出していないのにかなり完成されてる感じで、ちょっと文庫落ちとか新作とか楽しみな感じの人だ。
こういうアンソロ系は、対バン多い非ワンマンライヴと一緒で、目当て作家以外の掘り出し物が見つかるからたまに読むぶんにはすごくいい。
そして肝心の宇月原晴明は流石の一言。
かぐや姫、平将門、藤原純友と、こうして人物名を並び立てるだけでわくわくする素材を揃えてきた。この組み合わせはなかった。
なんとなく雰囲気的に纐纈城を思い出させる赫夜島に登場する魍魎の輩の正体は早い内から想像つくけど、想像がついても面白いものは面白い。
満足の一冊。


あー、今日も明日も仕事が詰まってるぜ。

今日の読書

『アクセル・ワールド 8 運命の連星』(川原礫/電撃文庫)
タクム救出、帝城脱出、そしてISSキット&ディザスター問題と、平行して物事は進んでいるために、全部が全部は解決せずに、また良いところで次巻へ。
ちょっとアッシュさんどうなってんの。つーか、前巻との対比だろうけど、今回のこれは……
前回の高揚感ある引きとは真逆の、緊張感やら焦燥感の強い引きなんで、これは早めに新刊を出してもらうしかない。
それまでの積み重ねを完全にひっくり返してなかったことにはしないだろうから、すでに構想には上手い落とし所があるんだろうけど、いったいどうなることやら。

今日の読書

『ストライク・ザ・ブラッド 1 聖者の右腕』(三雲岳斗/電撃文庫)
電撃ではアスラクライン最終刊から久々の新刊。

>いっそ誰か俺を殺してくれ。
>不老不死の肉体を呪いながら、決して叶えられることのない祈りを捧げる。


主人公は“第四真祖”という世界最強の吸血鬼。
ヒロインはそれを監視場合により抹殺にやってきた政府機関の“剣巫”と呼ばれる少女。
やや抑え目な演出でダークな雰囲気を醸しているダンタリアンに比べると、すがすがしいまでに厨二です。
いや、ダンタリアンの方もぶっちゃければアレなんだけど、ここまで俺Tsueeeな感じは抑えているんじゃないかと。
さて、十二体の眷獣一匹毎に契約ヒロインがひとり登場したりすると、最終的には十二人のハーレムか……胸が熱くなるな。
とりあえずシリーズものの一巻としては、ちょっと小綺麗にまとまりすぎる感はあるけど、まずまずの一冊。
続きを楽しみに待つ。


ところでダンタリアンのアニメ化――

ダンタリアンの書架 アニメ公式サイト

ない……これはない……このキャラデザはない……_| ̄|○
アニメで動かすために線を削ったり模様を簡略化したりするのは当たり前だけど、この原作完全無視のデザインはどうかと思う。
ダリアンの錠前もだけど、何なのこのなよっとしたヒューイは。
三雲岳斗も好きだけどGユウスケの絵も好きな俺には、原作は超お得な組み合わせだったのになあ。
これはよっぽどいい評判聞かないかぎり、見ないまま終わるような気がするんだぜ。
声のキャスティングは悪くなさそうだから、ドラマCDとかのが良かったかも。

今日の読書

『桃の侍、金剛のパトリオット』(浅生楽/メディアワークス文庫)
史実とファンタジーが融合する歴史伝奇浪漫!
という帯と、作者はヨーロッパ史専門の大学講師とのふれこみで購入。
舞台は日清戦争後の日本。
桃源公主の子供って蚩尤とかと関係あるんだろうか。
蚩尤と製鉄民に関しては宗像教授でも触れてたと思うけど。
神話のクロスオーバーが大好きな俺としては、日本・中国・ヨーロッパと股にかけた今後の展開に期待したい。
いろいろとネタを仕込んでそうだけど、これから面白くなるかどうかはちょっと一巻だけだと判断がつかないなあ。


あー、風邪が治らない。

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麓川智之

Author:麓川智之
某ゲーム会社勤務。シナリオ書いたりスクリプト打ったり企画やったりしています。 趣味筆頭は読書なものの、文庫落ち待ち派でハードカバーは滅多に買いません。 じっさい文庫はけいざいだよ。

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